おひさしぶりです。

最近、とても静かな環境で作業をやりたいなと思うことが増えて、勢い余ってSONYのノイズキャンセリングヘッドホン、WH-1000XM3を購入しました。SONYのノイズキャンセリングは今ではもう盤石な評判を築き上げて、ノイズキャンセリングの最大手になりそうな予感があります。

プラチナシルバーを買いました。きれい。

とりあえず使ってみて「いやーめっちゃ感動ですわあ」とFediで言っていたら「内側からAirPods Pro突っ込んでノイキャンヘッドホンかぶせてる人が『没頭できる』っつってたで」というエアリプが飛んできて、途端に気になったので、体調不良の改善がてら近所のマクドナルドに歩いて向かって、レジの正面方向に陣取って実験してきました。組み合わせとしては、WH-1000XM3とfinal E500です。E500はASMR・同人音声作品にものすごく適しているカナル型イヤホンなので、全人類買いましょう。とても安いし感動の定位感を味わえます。

結果としては『この組み合わせはやばすぎる、防音室を纏っているみたいだ』となりました。いまもこの組み合わせで同人音声作品を流しつつブログ記事を書いておりますが、HHKB Lite2の打鍵音がほぼ聞こえてきません。イヤホンから流れてくる音源以外が静寂に包まれています。

あ、防音室というのは楽器や声楽などを練習するためのスタジオを想像してください。学校の音楽室レベルではなくて、個人練習で1時間900円ほどで入れる防音扉が付いたスタジオです。高田馬場音楽館みたいな。(あれっ音楽館の個人練習とても安いなオイ)

準備

  • E500を装着する
  • その上からノイズキャンセリングを掛けたWH-1000XM3を装着する
  • デジタルオーディオプレーヤーはAndroid。音源の出力先をイヤホンから出せるようにアプリで制御する。

実験場所

  • 安全で見通しの良い道路
  • マクドナルドのレジ正面

道路なんですが、WH-1000XM3単体でも十分にノイズを消し去ってくれるため、普通に車のエンジン音がかなり消えます。なので、見通しの悪い道路や歩道が狭いところ、交通量の多いところではノイズキャンセリングはOFFにしましょう。

実験結果

定量化ガバガバな実験結果を載せていきます。

WH-1000XM3のみの場合

ノイズキャンセリング処女を奪われたのがこのヘッドホンなので、ガジェット通のような詳細な評価は無理なのですが、怒号が飛び交ってない程度のごく一般的なオフィスではほぼ外音がなくなるように感じました。音楽をうっすらかけるだけで、スタジオで作業しているような気分になれます。

道路では、車のエンジン音が聞こえなくなってきます。交差点はマジで危ない。あと、鳥のさえずりとかは聞こえなくなります。お外に出てる気持ちがなくなるので、歩きながらのノイズキャンセリングはお勧めしません。

マクドナルドでは、なかなかに騒がしいことはみなさんご存じとは思いますが、WH-1000XM3だけでも十分にノイズを消してくれます。ただ、薄めながらもそれなりに持続して外音のノイズは存在しているように感じました。防音室を纏っているという表現にはなりません。学校の音楽室ぐらいかな。

WH-1000XM3 & E500の場合

はい、先述の通り、防音室を纏った状態となります。最強状態です。

道路では、ほぼありとあらゆる外音が消え去ります。近くを通る車の音でさえ、ささやかな音になります。

マクドナルドは、この組み合わせの上でならコワーキングスペースとなります。たまげたなあ・・・。防音室を纏った状態になれば、どの喫茶店やレストランでも騒音に悩まされることはなくなるわけです。いろんな人がやってるようなサイゼリヤで無限にドリンクバーキメつつ原稿やったりだとか、家よりコメダにいるらしいと噂の某ITジャーナリストのような作業にはばっちりとかみ合います。この発見は令和に入って2回目のとても大きな感動でした。ちなみに令和1回目は「東京ビックサイトの南3・4は人権が保障されている」というものです。

考察

3重の遮音が聞いて、最強になるのでしょう。おそらくノイズキャンセリング以前において「ヘッドホン・イヤホン」のコンビネーションは幾多もの人類が実験してきた組み合わせではあると思うのですが、優秀なノイズキャンセリングヘッドホンが現れて、防音室を纏うまでに遮音性が上がったのでしょう。

ヘッドホン自体の遮音性+ノイズキャンセリングヘッドホンのノイズキャンセリング+カナル型イヤホン、3重の遮音です。外音がほぼ消え去るのは合点がいくと思います。

おわりに

防音室状態で聞く同人音声作品はまことに最高です。同人音声作品を買いましょう。信頼できる同志が以下の作品をお勧めしていました。

耳かきカノジョの詰め合わせ